これまで、がむしゃらに働いてきて、気づけば趣味と呼べる趣味がない。
そんな方も多いのではないでしょうか。
私は50歳を迎える頃に定年退職、定年退職後の生活を意識する様になりました。
仕事を辞めた後、毎日が休日、余った時間をどの様に過ごすか・・・。
嬉しい様な、不安な様な、そんな複雑な心境です。
普段の休日の様に、インターネット見たり、テレビ見たり、毎日ダラダラと家の中で過ごし、知らず知らずのうちに体力も落ち、思考も停止し、老いていく自分の姿しか想像できませんでした。
何か一つでもいいから、生涯続けられそうな趣味を今のうちから作ろうと思っていたそんな時でした。
テレビや知人から『ストックフォト』というキーワードを立て続けに耳にする機会がありました。
写真・カメラが趣味の方は多いと思いますが、撮った写真を販売して、収益が得られるとしたら。
やってみたいと思いませんか?
ストックフォトとは?
ストックフォトとは・・・
個人で撮った写真や動画をストックフォトサービスに登録しておき、写真や動画を使いたい人が検索して購入(ダウンロード)するサービスです。
写真や動画が売れた(ダウンロードされた)分、収入を得られる仕組みになっています。サービスによってはイラストなんかも登録して販売できます。
基本的にストックフォトのサービスに写真や動画などの素材を登録して販売するのは、無料で始められます。
スマホやデジタルカメラがあれば、すぐに始められます。
私はiPhoneで始めました!
誰が買うの?
素人が撮った写真を誰が買うの?
素人が撮った写真なんて誰が買うの?って疑問に思われると思います。
私も最初はそこが最大の疑問でした。
テレビ番組など、特に情報番組など見ていると、話題に応じた説明の写真や動画がテレビ画面の片隅に表示されるのを見たことありませんか?
その写真や動画として購入されます。
他にもWebページやパンフレット、社内資料、広告なんかにも使われていると思います。
文字、音声だけでは伝えにくい、写真や動画があったらより伝わるのになっていう場面で使用するために購入されるのです。
百聞は一見にしかず、なのでしょね。
自分が撮った写真や動画がテレビに登場することもあるかもしれませんね。
どんな写真を撮る?
どんな写真を撮ればいいの?
基本的に好きなものを撮ればいいと思います。
旅先で撮影した風景や、趣味で作った作品、毎日の夕飯の料理、旬の素材、ちょっと贅沢した時の素材や料理、散歩で出会った小動物、昆虫、草花、なんでも良いと思います。
ちなみに、私は一番最初に自家製の干し舞茸を撮影して投稿したのですが、なんと数日後には購入されました。
へーーーー売れるんだと思ったので、続けることにしました。
へーーーーこんな写真も需要があるんだ!
フォトストックのメリット
ストックフォトの一番のメリットは冒頭でも書きましたが、写真や動画の販売数に応じて収益が得られるところです。
その他にも実際に私がストックフォトをやってみて、感じたメリットをいくつかご紹介します。
毎日の楽しみが増える
ストックフォトを始めたことで、写真が売れたか、どんな写真が売れたか、毎日確認するのが日課になりました。
フォトストックの管理画面にログインして、売れたかな?、何枚売れたかな?と確認するのが楽しみになりました。
最初はどの様な写真が売れるのか、手探り状態でした。
毎日ダウンロードされる写真を確認していると、なんとなくどんな写真を撮影すれば良いかわかってくるものです。
外出が増えた
ストックフォトに登録する写真を撮る必要があるので、スマホを片手に出かける機会が増えました。
天気の良い日は季節の草花、小動物、鳥なんかを探して歩き回ったり、朝焼けや夕焼けを撮影に行ったりと、出歩くことが確実に増えました。
体力作りにも一役かっている感じがします。
実際に定年を迎えて自由になる時間が増えたら、カメラ片手に国内、海外旅行にいくのも良いかもしれませんね。
その土地の風景や料理なんかを撮影するのも良いかもしれませんね。
続けられる趣味に
少し写真が売れると少し欲が出てきて、より売れるためにはどの様にしたら良いか戦略を練ったり、より綺麗に撮影するためにはどうしたら良いか、撮った写真のどの様に編集したらよいか、試行錯誤がはじまります。
始めて半年になりますが、続けられそうな趣味を見つけることができたと実感しました。
おすすめのストックフォト
ストックフォトサービスにも色々とあり、どれから始めて良いかわからないと思います。
最初は写真AC
写真AC(photoAC)なら素人の私でもすぐに成果が出たのでおすすめです。
登録して数日後には購入(ダインロード)されたので、断然やる気になり、続けられます。
半年続けた成果はこんな感じです。
登録した写真が333点、ダウンロード数が755点
でした。
写真ACの報酬は1ダウンロードが3.25円だったと思うので、2400円ぐらいって感じですね。
5000円以上から換金できます。
投稿する写真のジャンルにもよりますが、審査期間は1週間ぐらいです。かなりの確率で審査は通過できます。よほどピントが合っていないとか、画質が荒いとか、不適切でなければ審査を通過します。
私が写真AC(PhotoAC)でストックフォトを始めた頃に書いた記事も参考にしてみてください。
次のステップでPIXTA、Adobe Stock
有名どころだと、国内ならPIXTA、世界ならAdobe Stockなどが有名です。私もクリエーター登録しています。始めて半年になりますがまだ1点も売れていません。
PIXTAには130枚程度登録していますが、どんな写真が購入されるのか手探り状態です。
Adobe Stockには10枚程度登録していますが、こちらもどんな写真が購入されるのか手探り状態です。
PIXTAの審査期間は大体2〜3営業日ぐらいの感じです。審査で落とされる確率が一番低いと感じています。
Adobe Stockは最初の1枚の審査が4週間以上かかりました。審査も厳しく、画質、商用利用に適さないなどで通過するのに時間を要しました。まずは、審査を通過するコツを探りましょう。
まとめ
素人が撮った写真なんて、本当に売れるの?って半信半疑の始めてみましたが、定期的に売れると分かると、自然と続けているものです。週末になると外に出かけては写真を撮り続けています。
写真ACから始めたことで、早期に実績が出て継続できる趣味になったのだと感じます。
もしPIXTAやAdobe Stockから始めていたら、早い段階で挫折していたかと思います。
今は子供のお小遣い程度の報酬ですが、販売する写真の枚数、ニーズにあった写真を撮れる様になることで、報酬を増やせる可能性があると感じています。
金銭的な面も魅力的ですが、続けられそうな趣味を1つ見つけることができたかなと思います。
みなさんも試しに、スマホで身の回りのものを撮って投稿してみてはいかがでしょうか?