後付けのフロントカメラ映像もナビ画面に映したい!

フロントカメラ映像 クルマDIY
フロントカメラ映像

ミラーの設置されていない見通しの悪い交差点に侵入する時、左右を大きな車に囲まれた駐車場から出庫する時、恐る恐る、そしてミリミリと前進しなければならない時、『フロントカメラがあったらなぁ』って思ったことありませんか?

古いナビだと既にバックカメラが取り付けられているので、『フロントカメラは追加できない』なんて諦めていませんか?

私もフロントカメラは追加できないと勝手に諦めてました。

フロントカメラ専用のモニターとセットならフロントカメラも追加できるとは思いましたが、カメラの数だけ、モニターを設置するのは費用的にも設置場所的にも限界がありますからね。

何か良い方法はないものかと調べてみると、複数カメラからひとつのカメラ映像を選択して一つのモニターに映してくれる『カメラセレクター』なる商品を見つけたので今回採用してみました。パソコンの周辺機器でもこんなのありますね。

これまでドラレコを後付けしたのですが、車検の時にディーラーの方にやってもらっていて、車いじりに関しては全くの素人でしたが、今回は時間もたっぷりあったので自分でやってみようと思い、クルマDIYにチャレンジしてみました。

フロントカメラの映像イメージ

こちらがフロントカメラで撮影された映像をディスプレイオーディオに映した映像です。赤、緑、黄色の罫線はオーディオディスプレイがフロントカメラの映像に被せて表示しています。

画面中央部分は普通の映像ですが、左右に端になるにつれて湾曲して見えています。これでカメラの真横の映像を確認することができます。

フロントカメラ映像
データシステム MVC811(スーパーワイドビューモード)

こちらは別の駐車場になりますが、右横はアルファードが駐車されており、運転席からは右側から車が接近して来てもわかりませんが、フロントカメラを確認することで、接近してくる車の有無を確認することができます。

フロントカメラ映像
データシステム MVC811(コーナービューモード)

配線イメージ

簡易的な配線イメージを作ってみました。

簡易配線図
簡易配線図

商品構成

今回は以下の商品で構成・実装してみました。

マルチVIEWカメラ(MVC811)

見通しの悪い交差点への侵入、左右を大型車に囲まれた駐車場からの出庫する時に左右確認をしたくて、フロントのナンバー下に、水平画書角180°のフロントカメラを採用しました。

データシステムのマルチビューカメラ(MVC811)です。

価格の安い中華製のフロントカメラもいくつかありましたが、マルチカメラスイッチャーと同じメーカーのマルチVIEWカメラを選択しました。

フロントのナンバー直下にフロントカメラを設置するならこちらの専用ステーがおすすめです。カメラの設置が簡単にできました。

マルチカメラスイッチャー(CSW298)

リアカメラ、フロントカメラ(将来的には左右にサイドカメラを増設)の映像を1つのモニターに映すことができる、こちらの商品を選びました。フロントカメラと同じメーカーです。

カメラ1、カメラ2、カメラ3、リアカメラ専用の4つの入力端子があるので、リアカメラ含めて最大4台のカメラを接続可能です。

このマルチカメラスイッチャーは、コントローラーのスイッチをポチポチと押すことで接続され電源がオンの状態のカメラの映像(カメラ1→カメラ2→カメラ3→リアカメラの順番)に切り替えることもできますが、その他に車の操作イベントに連動してカメラ映像をモニターに映してくれる機能が魅力的です。

連動のイメージ

連動機能連動イメージ
リバース連動ギアがリバース”R”に入ると、リアカメラ端子に接続しているカメラの映像を選択してナビに表示。
(普通のナビにもついてる連動機能)
車速連動車のスピードが10km/h以下になると例えば入力端子1に接続されたフロントカメラの映像をナビ画面に表示。
車のスピードが15km/h以上になると元のナビ画面に戻る。
左ウィンカー連動左ウインカーが点滅すると、例えば入力端子2に接続された左側カメラの映像を選択してナビに表示。
右ウィンカー連動
右ウインカーが点滅すると、例えば入力端子3に接続された右側カメラの映像を選択してナビに表示。

今回は予算の関係で既存のリアカメラと追加のフロントカメラの2つのカメラで実装してみました。

今後、左右のウィンカー連動でサイドカメラを実装したら、追記してご紹介したいと思います。

住宅街や駐車場などスピードが10km/h以下で走行する場合に自動でフロントカメラに切り替わるところがおすすめです!!

高速道路などで渋滞中に、いちいち切り替わるのが鬱陶しくなったら、車速連動をOFFモードにすることも可能です。(コントローラーの電源ボタンを3秒以上長押し、ONにする時も車速連動で映したいカメラを選択中に3秒以上長押し)

オーディオディスプレイ(DMH-SF600)

今回、かなり古くなったトヨタ純正ナビからディスプレイオーディオに交換しました。そのついでにフロントカメラも取り付けました。

ディスプレイオーディオって?

オーディオディスプレイって?

ディスプレイオーディオって何?簡単にいうと『ナビ機能が付いていないナビ』と思っていただければと思います。

ディスプレイオーディオ単体でできることは限られていますが、iPhoneやAndroidスマホと組み合わせて使うことでスマホのナビアプリの表示と操作なんかもできます。

ディスプレイオーディオ単体でできることは、以下の通りです。

ラジオ機能(FM・AM)、リアカメラ、セカンドカメラの映像の表示、外部入力映像の表示

ナビ機能はほとんど使わないけど、たまに使うことがあるのでスマホのナビをApple CarPlayを使ってディスプレイオーディオに表示できるDMH-SF600にしました。

まとめ

フロントカメラを後付けしたことで、今まで見えていなかった視界がクリアになり、見通しの悪い交差点、多くな車に囲まれた駐車場と不安無く運転できるようになりました。

同じような不安を抱えて日々運転されているなら、ぜひフロントカメラを追加することをおすすめします。